デジタルカメラの登場により、簡単に高品質な写真を撮れるようになりました。でもだからといって、誰でも簡単にプロ並みの写真が撮れるわけではありませんよね。

特に食べ物の撮影には、いくつかの基本的なスキルとコツが必要です。今回は、写真撮影の基礎技術を向上させるための3つの方法をご紹介します。

方法1:デジタルカメラのマニュアルモード(Mモード)を試してみる

デジタルカメラは確かに便利ですが、写真撮影の基本を学ぶには、かつてのフィルムカメラの方が効果的だったかもしれません。

しかし、フィルムカメラがない場合は、デジタルカメラのマニュアルモード(Mモード)を使ってみましょう。これにより、絞り、シャッター速度、ISOの関係を理解するのに役立ちます。オートモードに頼らず、自分の手で設定を調整することで、撮影の基本をしっかりと身につけることができます。

Mモードについての経験談ですが、実際の場合、Mモードで絞り、シャッター速度、ISOのどれかを固定して、ちょっとずついじって、微調整してやっと一番いい感じのを撮れたことが、よくありますよ。

外見がよく持つか、崩れにくい食品、例えばチャーハンや天ぷらとかなら、じっくり調整して撮ることもおすすめです。

方法2:ゆっくりと見ながら撮影する

多くの場合、私たちはカメラを手に取ってすぐに撮影を始めてしまいます。しかし、ちょっと立ち止まって周囲を観察しながら、撮影する対象をじっくりと見てみましょう。どの角度が最も美味しそうに見えるのか、光の当たり具合はどうかなど、細かいところまで意識して撮影することが重要です。例えば、大きな絞りを使って背景をぼかすことで、料理がより引き立つ写真を撮ることができます。

例えば一貫の寿司を強調したい場合、背景をぼかして撮った方が、より旨そうに見えます。が、ドリンクメニュー用の集合写真ならば、全体をハッキリした方が、もっと情報の伝達に向きます。

方法3:使用する機材を制限する

最新のデジタルカメラや高価なレンズを揃えなくても、基本的な機材で十分に素晴らしい写真を撮ることができます。例えば、単焦点レンズ(35mmや50mm)を使って撮影してみましょう。このようなレンズを使うことで、被写体に近づいて撮影することが求められます。これにより、最適な撮影距離を見つける観察力が養われます。

写真撮影は、頭で考え、目で見て、心で感じることが大切です。高価な機材に頼らず、自分の感覚を信じて撮影することで、写真に魂が宿るのです。

ま、もちろんですが、観察力が上達したら次の段階(ライティングなど)にしますね。もしグルメ撮影のプロに目指すなら、光を操るマジックも重要ですよ。

最後に

プロのカメラマンになるには近道はありません。時間をかけて、しっかりと基本を身につけましょう。道具に頼りすぎず、自分の技術を磨いていくことが重要です。食べ物の撮影も同じです。基本を押さえた上で、あなたの感性を最大限に活かした写真を撮ってください!