味はもちろん、ピリッとした辛子にライムのタレに、さわやかなレタスと薄荷、そしてメインになる揚げ物、例えば今回の春巻きのように、絶品と言えるほどの料理です。
あっ、でも言うのはそれではなく、この春巻きが被写体としてのことです。普通、斜めから撮るんですが、今回はあえて鳥瞰ショットにした理由は簡単:どれもメインにしたいだけです。
一眼の制限で斜めからどうしてもボケてしまうので、今回のように全体的にハッキリ撮りたい場合は鳥瞰ショットがベストです
伝統的なベトナム料理の本質を捉えたいとの思いで、私は、このカリッとした黄金色の春巻きをエレガントに盛り付けました。新鮮なミントの葉、パリッとしたレタス、そして風味豊かな魚醤を添えて、この料理は風味と食感の絶妙なバランスをもれなく映すようにしました。
ベトナム料理が特徴的な鮮やかな色
揚げ物ならあるこんがり色付き、新鮮な野菜の緑色、ちょっとした赤い辛子、バランスよく写真に盛り付けて、パシャと撮ったら次はデザインですね。もともとはレストランでポストに使うために撮るもので、縦にしたこの写真に、あとで簡単に文字入れたりロゴ入れたりしたら、あっという間にデザインも完成しちゃいました。スムーズな仕事は何よりもいいことです、ね。
今回も撮影が終わった後、ちゃんとたべちゃいました。おいしかったです。(食いしん坊だからグルメ写真の道選びました私)
先に言っておくと、私の本業は写真だ。二十年以上、香港で千を超えるレストランを撮り歩き、皿の上の一瞬の光を追いかけてきた。料理は逃げないが、美味しく見える瞬間は逃げる。だから私はいつも、まるで事件現場を調べる刑事のようにレンズを構える。犯人は光、被害者は影、そして私はその関係を暴く。
そんな私が、ちゃっかり翻訳もやっているのは単に語学が好きだからだ。写真で皿の表情を捕まえるのと同じように、言葉にも“いい角度”がある。中国語と日本語をいじって楽しむのも、結局はその延長線上だ。
このサイトに写真・デザイン・飲食だけでなく、言語の話題まで並ぶのは──まあ、そういう性分ということだ。
